当然ですが、ゴルフや経験があればあるほど、
上達していくものです。

しかし、ゴルフには、
経験者がゆえに陥ってしまうものもあります。

それは、「イップス」です。

イップスになってしまうと、
どんな熟練者でも、途端に思い通りのプレーが
できなくなってしまう恐ろしい症状に見舞われます。

このイップスは、ある日突然、
誰にでもなりうる症状です。

しかし、イップスとは、どんなものなのか、
そして、どうすれば早くイップスから
抜け出すことができるのかを知っておけば、
特に恐れるものではありません。

本日はそんなイップスについてお伝えしていきます。

イップスとは

改めて、「イップス」とは、
特にスポーツにおいて見られる
プレッシャーによって極度な緊張を引き起こす
心理的症状のことです。

イップスになると、極度に緊張から、体は震えや硬直を起こし、
自分の思っているように体を動かせなくなってしまいます。

具体的にはイップスになると、
ゴルフにおいてこのようなことが見られます。

  • 腕が動かなくなりヘッドのコントロールができなくなる
  • パターの際にチョロを起こす、もしくは考えられないような大オーバーを起こす
  • アイアンの際にトップに引っ掛けたり、大きくダフる
  • ドライバーショットの際、固まって動かなくなる
  • 左に異常にスウェーしてしまう
  • どれも考えるだけで恐ろしい状態ですね。

    本当にゴルフ上級者でもこんなゴルフを始めたばかりの人が
    犯すようなミスを犯すのかと思われるかもしれませんが、
    これがイップスです。

    数々のプロも悩ませてきたイップス

    イップスになるのは、
    何もアマチュアだけではありません。

    プロでもイップスにかかり、
    なかには、ついにイップスを克服することができず、
    引退に追い込まれたプロまでいます。

    小達敏昭プロ

    伝説的な女優、夏目雅子さんを実の姉に持つ小達プロは、
    デビュー直後は、自慢の飛距離を武器に、
    活躍が見られましたが、その後は失速。

    結局2001年のJCBクラシック仙台で優勝するまで、
    8年間優勝から遠ざかっていました。

    実は、その原因こそがイップスにあったといわれています。

    小達プロは、アプローチイップスにかかりましたが、
    スイング改造を行い、見事にイップスを克服しました。

    尾崎建夫プロ

    “ジャンボ”こと将司プロを兄に持ち、
    と弟直道プロとともに尾崎三兄弟として知られる尾崎建夫プロも
    イップスに陥った選手の一人です。

    建夫プロも93年テーラーメイドKSBでの優勝から
    2001年のフジサンケイクラシックの優勝まで、
    実に7年間もイップスのため、優勝から遠ざかっていました。

    しかし、手が動かなくなるイップスを克服するため、
    長尺パターを使用し、不屈の精神力でそれを克服しました。

    ここまで、2名のイップスに苦しめられたプロの話をお伝えしましたが、
    ゴルフの歴史に名を残す名選手もイップスの餌食になっています・・・

    ベン・ホーガン

    メジャー9勝、米ツアー62勝のゴルフ史に残るレジェンドプレーヤー。

    そんなホーガンも晩年はパターのイップスに悩み、
    それが引退の原因になったといわれています。

    ホーガンほどの選手すらも、
    ある日突然かかってしまうイップス。

    数々の死闘を制してきたホーガンでも克服できないとは
    本当におそろしいですね。

    では、もし、イップスにかかってしまったら
    どう克服していけばいいのでしょう。

    もし、イップスになったら

    最初にお伝えしたいのは、
    イップスにはこれをしたら治るという
    完璧な治療法はありません。

    ただ、その糸口となる方法はいくつかあります。

    最高の結果を求めすぎない

    深刻に考えすぎず、アバウトな気持ちでプレーする余裕を持ちましょう。

    意識することは極限まで少なくする

    ワッグルで力を抜き、テークバックでスウェーしないことだけ気をつける。

    意識することはたったこれだけでもOKです。

    腕や手に意識は持たない

    腕や手に意識を持っていくとイップスの症状がでやすいです。

    ですから、肩を回して、肩で打つ意識でスウィングするといいでしょう。

    素振りと本番は同じように振る

    素振りと本番のスウィングストロークは、
    同じ大きさで振るようにしましょう。

    素振りと同じように振れているか、
    他人に見てもらうといいでしょう。

    メンタルトレーニングを受ける

    心療内科などでメンタルトレーニングを受けることも
    有効な方法の一つです。

    とにかくゴルフを楽しむ!

    そもそもあなたがゴルフをしているのはなぜか
    ということを思い出してみてください。

    ゴルフがうまくなりたい、
    ゴルフ仲間には負けたくないなどということもあるかもしれませんが、
    そもそもはゴルフが楽しいからプレーしているはずです。

    あなたがイップスに苦しみながらも
    ゴルフを続けているのはなぜか、
    ということを考えてみてください。

    それは、ゴルフが好きだから、
    ゴルフが楽しかったからですよね?

    ですから、スコアや周りのことは気にせず、
    とにかく今は、単純にゴルフを楽しみましょう。

    実は、これこそがイップス脱出のために
    一番大切だったりします。

    楽しんでゴルフをプレーすることができれば、
    気づいた頃には、いつの間にかイップスが
    あなたの元から去っているはずです。

    さて、ゴルファーにとってはおそろしいイップス。

    イップスにならないためにも、
    とにかく、どんなときにも楽しむということが大切です。

    うまくいかないときも、ミスをしたときも
    とにかく楽しみましょう!